@article{oai:sakushin-u.repo.nii.ac.jp:00001071, author = {伊藤, 敦広 and Ito, Atsuhiro}, issue = {2}, journal = {作新学院大学女子短期大学部研究紀要, Sakushin Gakuin University Women's College Research Bulletin}, month = {Dec}, note = {ヴィルヘルム・フォン・フンボルトの陶冶論は、18世紀西洋における知の在り方の変容と共に生じた特異な存在者としての「人間」への関心に貫かれている。本稿はまず、初期フンボルトにおける人間への関心をエンゲルの哲学講義録等のテクストを例にとって確認した。次にカント哲学の影響が顕著であるシラー宛書簡を主な分析テクストとしたうえで、フンボルトの学問観の変遷を辿り、フンボルトの人間学および陶冶論が「目的論的学問」として位置づけられることを示した。最後に「比較人間学の計画」を取り上げ、フンボルトの人間理解の特徴が、諸々の認識を統合したうえで、存在と当為を同時に示す統一的像を構成する点にあること、そしてフンボルトの場合、この通常の意味での科学を超越した手法が、個別具体的存在としての人間を理解するための方法として敢えて選択されているということを明らかにした。}, pages = {1--10}, title = {【原著論文】フンボルト陶冶論における「人間」の地位 ー初期思想から比較人間学計画へ―}, year = {2018}, yomi = {イトウ, アツヒロ} }